40年以上のキャリアを持つスターダスト・レビュー。オリジナルアルバムもたくさんリリースされておりどれから聴いたらいいのかわからない、という方が多いと思います。最新のオリジナルアルバムをおすすめしたいところですが、まず、ライブバンドスタレビの魅力をわかってもらうために、あえてライブアルバム3枚をおすすめします。
- 「スターダスト☆レビュー 40TH ANNIVERSARY 年中模索 〜しばらくは、コール & ノーレスポンスで〜」(2022年)
- 「STARDUST REVUE 楽園音楽祭 2019 大阪城音楽堂」(2020年)
- 「スターダスト☆レビュー ライブツアー 還暦少年」(2020年)
しかも3枚とも1枚1,000円ちょっと!どれも10曲以上収録されていてですよ!アルバム1枚3,000円としたらその値段で3枚買えちゃうのです。スタレビの真骨頂であるライブの魅力がたっぷりつまったアルバムです。
「スターダスト☆レビュー 40TH ANNIVERSARY 年中模索 〜しばらくは、コール & ノーレスポンスで〜」
2020年7月にリリースされたオリジナルアルバム「年中模索」を引っさげて、2021年から始まったツアー「スターダスト☆レビュー 40TH ANNIVERSARY 年中模索 〜しばらくは、コール & ノーレスポンスで〜」。当初は2020年10月から始まる予定でしたが、コロナの蔓延で延期となりました。ライブへの風当たりが強い中、それでも音楽を届けたいという思いでライブを行ったスタレビ。スタレビのライブはお客さんとのコース&レスポンスやみんなで歌う、という参加型ライブ。それが全くできない、声を出せないという事を逆手にとってコール&ノーレスポンスと名づけています。
コロナ禍でお客さんは全員マスクで声出し厳禁。客席も1席ずつ空けた市松模様で、収容人数の半分で開催されました。その収容人数の半分も入らない会場もあり、赤字覚悟のライブでした。それでもスタレビはお客さんと一緒にライブを楽しみたくてツアーを回りました。飲食にも規制が多かった時期、ライブ後の打ち上げもせず、おのおのホテルの部屋でお弁当を食べる状況でした。
スタレビのライブはいつもエンターテインメント性にあふれたライブ。毎ツアー趣向を凝らしたライブで楽しませてくれます。「スターダスト☆レビュー 40TH ANNIVERSARY 年中模索 〜しばらくは、コール & ノーレスポンスで〜」は、スタレビ初めてのミュージカル風のライブとなっています。ミュージカルというより「おっちゃんたちの学芸会」とはボーカル&ギターの根本要さん談。ボーダーの侵略から地球を守るため、根本要船長と、メンバー、そしてお客さん全員が乗組員となり敵のボーダーをやっつけていく超スペクタクルなストーリー仕立てのライブです。
ストーリーやセリフなどライブ映像はBlu-rayやDVDなどで楽しんでいただくとして、ライブ音源をお聴きいただければスタレビの演奏力の高さ、ボーカルのすごさが堪能できると思います。ファンのためにつくった「道 ~The Song For Us~」はコロナ禍での開催だからこそ、より心に染みわたります。
- Welcome To The Jungle
- 約束の地へ
- 夢伝説
- 愛はいつも偶然じゃない
- センタクの人生
- おぼろづき
- 僕の中の君
- 不思議なチ・カ・ラ
- 同級生
- オ・マ・ジ・ナ・イ
- 木蘭の涙
- 君は大丈夫!
- RUNNING
- 働きたい男のバラッド
- Northern Lights -輝く君に
- 道 ~The Song For Us~
「STARDUST REVUE 楽園音楽祭 2019 大阪城音楽堂」
ライブバンドスタレビが通常のツアーと共に毎年行っているのが、夏の野外イベントで名づけて「楽園音楽祭」。全国数か所で行っています。ブラスセクションとして「んなアホなホーンズ」が参加し、スタレビサウンドがさらに厚みを増してカッコいい!近年の夏イベには欠かせない「んなアホなホーンズ」。メンバーは寺内茂(Tp)岡嶋直樹(Sax)前田大輔(Tb)の3人。
選曲がすばらしい!どれもこれも好きな曲ばかり。寺内さんのトランペットから始まる「この胸で泣けばいい」で心をわしづかみにされること間違いなしです。
- この胸で泣けばいい
- 恋するTシャツ
- 空がこんなに青いはずがない
- トワイライト・アヴェニュー
- Be My Lady
- 夢伝説
- 心の中のFollow Wind
- BEATに愛を込めて
- 太陽の女神
- 還暦少年
- HELP ME
- Danger Lady
- Goodtimes & Badtimes
- Gently weeps
「スターダスト☆レビュー ライブツアー 還暦少年」
コロナ禍前の2019年12月29日に終了した全81公演のツアー「「スターダスト☆レビュー ライブツアー 還暦少年」」。2019 年11 月9 日中野サンプラザホール公演からのライブ音源です。スタレビのお客さんは、拍手と歌声が大きい。1曲目「ブラックペッパーのたっぷりきいた私の作ったオニオンスライス」を会場みんなで歌う部分、ライブの臨場感が伝わってきます。コロナ禍でさまざまな制限がされる前、ライブバンドスタレビが行っていた通常のライブの楽しさが伝わる1枚です。オリジナルアルバム「還暦少年」とライブver.とを聴き比べ、ライブだとどう演奏しているのかを確認するのもまた楽しい。アルバム「還暦少年」の肝ともいえる「路傍の歌」。ライブver.ではラストに収められており、その言葉に歌に励まされることと思います。個人的に「Smiling Face」の間奏のギターソロがたまらなく大好きです。要さんのギターにテンションが上がります。
- ブラックペッパーのたっぷりきいた私の作ったオニオンスライス
- Smiling Face
- 夜更けのリフ~midnight riff
- 恋するTシャツ
- Blues In The Rain
- 木蘭の涙
- 海月 ~UMIZUKI ~
- You’re My Love
- 夢伝説
- 還暦少年
- 今夜だけきっと
- うしみつジャンボリー
- オラが鎮守の村祭り
- 路傍の歌
スタレビのライブアルバムはなぜ1,000円?
ご紹介したスタレビのライブアルバム3枚はすべて定価約1,000円!破格の安さです。しかも大手ネットショップではほぼ1,000円以下で販売されています。なぜこんなにスタレビのライブアルバムが安いのかというと、同時に発売されているライブBlu-ray、ライブDVDから音源を抜き出しているからです。ライブ映像は編集などに手がかかるのでそれなりの価格はしますが、完成されたものから音源だけを抜いてCDにしているのでそれほどコストがかからないのです。
Blu-rayやDVDが出ているならわざわざCDをなぜ出すの?と思われるかもしれませんが、ライブ音源を楽しみたい、というファンの声に応えてのもの。そして手に取りやすい1,000円という価格にすることで、より多くの人たちにスタレビを知ってほしい、という思いもあります。
スタレビはいつもファンファースト。ファンにスタレビを楽しんでほしい、という思いと同時にあまりお金を使ってほしくないという思いがあります。ライブのチケット料金含め、すべての価格を抑えてファンにスタレビを楽しんでほしいのです。
スタレビを初めて聴くならまずライブライブアルバムを聴いてみてはいかがでしょうか。ライブバンドスタレビの魅力が堪能できると思います。約1,000円なら手に取りやすいのでは。そして聴くとスタレビのライブに行ってみたい!と思うのではないでしょうか。私たちファンも新しいお客さんが来てくれることを願っています。